認知症の人にやさしい金融ガイドこの記事のタイトルは本のタイトルと同じですが、この「認知症の人にやさしい金融ガイド」を読んだ感想と思ったことを書き記しておきたいと思います。

 

高齢化が進むことによる介護・認知症の問題は、2025年には認知症患者が700万人を超えると言われているように、これからの日本において大きな問題になってきます。本書は金融機関がその問題にどう接していけば良いのかを教えてくれるとともに、周りの人がどう行動していけば良いのかを教えてくれるものです。

例えば、通帳や印鑑を繰り返しなくしてしまうお客様がいたとき、お客様が詐欺被害にあっている可能性を発見したとき、来店目的が不明なお客様がいらっしゃったとき、どのように対応することが良いのか、パッと考えてもなかなか思いつかないものです。金融機関の方々は場数を踏んで慣れていくことも考えられますが、家族にそういった事象が発生したら、どう対応できるでしょう?

 

内容は、「認知症の理解」、「知っておくべき基礎知識」、「今すぐ活かせる!ケーススタディ」、「金融機関の困りごと」、「金融機関が準備できること」となっています。実際にケーススタディと同じ事を実践することが無いとしても、考え方や心構えを得ることができますし、色々と考えたり感じることがあると思います。私は、やさしい気持ちを持ちながらも冷静に接していくことの大事さを考えながら読み進めました。

最後に「認知症顧客対応べからず十三箇条」というものが載っています。杓子定規的な対応が増えてきたこの世の中ですが、原則と今置かれた状況からベストの対応を自分で考えて、行動する応用力が求められます。大変かもしれませんが、そういった経験が詰めることは貴重な経験で、将来の自分にとっての宝になるとも考えられないでしょうか?

 

何はともあれ、大変勉強になる良著でした。金融ジェロントロジーの重要性が高まっていますが、導入の一冊としても最適です。

紹介していただいた友に感謝します。

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