証券アナリスト基礎講座テキスト第2章の「商品概要およびアセットアロケーション」を読んでいきます。この項目は、金融商品についての知識やアセットアロケーションについての知識について書いてあります。プライマリーPB 試験においては、証券アナリスト基礎講座修了者、証券アナリスト第 1 次レベル試験合格者、CMA の方は試験免除項目になります。 私は免除項目ですが、復習がてらやっていくことにしました。

この項目では、テキストとして副読本の「証券アナリスト基礎講座テキスト第1、2分冊(日本証券アナリスト協会)」を使います。本格的に金融商品についてやアセットアロケーションについて学んでみたい方はぜひ教科書を購入することをお勧めします!

まずは私の専門分野の「株式」ですが、本当に上手くまとめています。コンパクトながらもマーケットについて、配当割引モデルといった株式の評価の方法、PERといった投資の尺度分散投資についてよくまとまっています。もちろん、この理論でマーケットと対峙できるというわけではないですが、丸腰でマーケットと戦うような危ない行為を避けることができます。

そして、「債券」です。こちらも短いページ数ながら、網羅されています。債券の種類について、価格の計算方法、利回りの計算方法について、マーケットの見通しに対してどういう債券を持てば良いかイールドカーブについて、仕組債転換社債といった少し毛色の変わる債券についても書かれていて、高校生か大学の一般教養で必修にしたら良いのにとさえ思います。

「投資信託」については様々な種類の投資信託があるので奥が深いですが、アクティブ運用について少し考えさせられました。昨今、インデックス投資がコストも安く、正しい投資手法と思われている気がしてなりませんが、アクティブ運用者が銘柄を評価して適正であろう価格を形成しているからこそインデックス運用がその価格発見機能にただ乗りできるわけで。大事なのは真贋を見極める心眼です。

繰り返し書いてしまいますが、こういった投資の知識や、経済の知識を若い頃から学べる仕組みづくりをやらなければなりません。

 

証券アナリスト基礎講座テキスト引き続き、第2章の「商品概要およびアセットアロケーション」について読んでいます。引き続き、副読本の「証券アナリスト基礎講座テキスト第1、2分冊(日本証券アナリスト協会)」がテキストです。

「デリバティブ」はなかなか馴染みの無い資産クラスですが、レバレッジ効果(てこの原理のように、少額の資金で多額の資産を買った効果が得られる)があるので、投機的になってしまう可能性もあれば、上手く使えば効率的に資産運用できます。また、ゼロサム(基本的に売り手と買い手の利益と損失が同額になる)といった特徴があるので、投機的である上にゲーム的な要素が強いと言えます。先物やオプションやスワップといった商品の基本的な仕組みだけでも押さえておきたいところです。

そして、重要な「外貨建商品(外国証券投資)」です。日本の金融商品は株式であれば時価総額がかなり大きいですし、債券は世界最大の発行残高がありますので、私たちは自国の株式や債券に投資してある程度満足できます。しかし、これが、石油で潤う中東の小国だったり、北海油田で潤ったノルウェーだったりすると自国の投資先では満足いく投資ができないので、この外国証券投資というのが非常に重要になってきます。投資の中級者になってくると、国内株式、国内債券にとどまらず、先進国株式、先進国債券、そして、新興国株式や新興国債券に投資の幅を広げていくことになります。新興国はアップサイドの期待も大きいですが、金融危機などに脆く、難易度の高い投資先です。そういった投資の幅を広げていく際のヒントが満載でした。

最後に「アセットアロケーション」です。上記のように、国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券と投資先を分けていくことが、年金の運用では標準的です。そのエッセンスを学ぶことができるので、我が国の年金(GPIF)がどのような投資哲学で運用されているのかなどがわかってきます。ちなみに、2014年10月末時点でのGPIFの運用割合の目標は、日本株式25%、外国株式25%、日本債券35%、外国債券15%となっています。

というわけで、第2章の「商品概要およびアセットアロケーション」、かなり内容も多く、骨のある項目ですが、すごく大事なところです。やはり大学の一般教養あたりでやるべきなんじゃ無いかなと思います。

次回からいつものテキストに戻ります。第2章、まだ続きます。