やすべえです。今回の「数字の話」は「100マイナス年齢=リスク資産割合」というお題で行きたいと思います。これは、100から自分の年齢を引いた数字をリスク資産の割合(パーセント)にしたらいいのではないか?という昔から言われている資産運用のルールの提案です。リスク資産とは、いろいろ定義がありますが、「リターンの不確実性がある資産」と定義するのが良いでしょうか。「株式」、「不動産」は間違いなく「リスク資産」と言えますし、企業の信用によって「リターンの不確実性」のある「社債」や、為替の変動によってリターンの不確実性がある「外貨」、「外国の債券」も「リスク資産」と言えるかもしれません。

さて、このルールに基づけば、「20歳の大学生は80パーセントをリスク資産に振り分けなさい」、「40歳のおじさんは60パーセントをリスク資産に振り分けなさい」、「80歳のおばあさんは20パーセントしかリスク資産に振り分けちゃダメよ」ということになります。違和感があるかもしれませんが、この数式で何が言いたいかと言えば、「若いうちはリスクを取ろう、年を取ってきたらリスクを取るのはやめましょう」ということになります。「♪若いうちはやりたいこと何でもできるのさ」ということですかね!

私はこの数式に半分だけ賛成です。前半の方ですね、「若いうちはリスクを取ろう」に賛成です。年を取ってきたら、自分の資産の状況などを鑑みて数式なんかに頼らずに自分自身で正解を考えるべきと思います。なぜならば、①正に、若いうちはやりたいことが何でもできるからなのでありまして、資産から産まれる不労所得だけではなく、労働から産まれる労働所得があるから、多少の運用の失敗に対して軌道修正が容易だからです。また、②若いうちの失敗を今後の資産運用に生かすことが出来るからです。退職してから資産運用デビューするのでは一つの失敗が致命的な失敗にもなりえます。そして、③若いうちから資産運用をはじめれば、運用期間が長くなりますので複利のチカラ(72の法則が有名ですが、得た利息や配当などを再投資することをいいます)を享受することが出来るからです。

年を取ってからは、数式の通りにリスク資産の割合を減らさなければいけないということはなく、自分で判断しなければいけませんが、リスク資産の運用に際しては、やっても良いのかという幾つかの問いに答える必要が出てくるのでしょう。その問いとは例えば、①労働所得が無い場合、年金などの不労所得に加えて、今の資産を取り崩して生活していくことになるが、それを考慮して余裕資金はあるのか?(インカムゲイン狙いの投資など、余裕資金ではないがミドルリスクの投資で不労所得を増加させる手法などもあります。)②余裕資金をリスク資産へ運用して失敗した場合、運用の額を減らしたり、運用自体を止めることで、生活レベルを下げることが可能か?持ち家の強制売却などに追い込まれる前に最悪時のプランを考えておく必要があります。③若いうちのリスク資産の運用の経験があるなど、自分で判断して運用できるか?または、信頼できるファイナンシャルアドバイザーなどのサポートによってカバーできるか?このような問いになってくるのではと思います。

次回は「25歳から月4万円ずつ運用にお金を回したら」というお題で書いてみようと思います。