やすべえです。このサイトは、基本的にはお金に関することを書いているので、「どうして唐突にTEDの連載を始めたの?」と思われている方も多いかもしれません。
答えとしては、最近、話す機会が増えまして、スピーチ力と言いますか、プレゼンテーション力を是が非でも磨いていかなければいけないと思っていることが背景にあります。
スピーチ力・プレゼンテーション力をお手軽に、出来れば自宅で学びたいと考えていたところ、「あ、そうだ、TEDをしっかりと見てみよう!」と思いつきました。そして、折角しっかりと見るのであれば、このブログで読者の皆様と共有出来たら良いのではないかと思い、はじめた次第です。
私は昔からTEDを何となくは見てきたのですが、改めて、学ぶのに最適な教材だと確信しました。①英語力、②プレゼンテーションテクニック、③知っておいたほうが良いアイディアが一気に得られるというのは他に無いのではないでしょうか!?
さて、「TEDで学ぶ」第2回目は、脳科学者、ジル・ボルト・テイラーの「パワフルな洞察の発作」を鑑賞してみようと思います。
ストーリーは、脳科学者であるスピーカーが、ある日、左脳にダメージを受け、脳卒中になり、生死をさまよったという大変稀有な経験について語りながら、その経験から彼女が感じたことを語ってゆくというものです。
右脳は、今在るものを在るがままに感じる仕組み、つまり現在を生きること。一方、左脳は、感じたものが何なのかを分析する、過去と未来を行ったり来たりする仕組み。両者の脳を何気なく働かせている私たち人間は、右脳の働きと左脳の働きについて、どう理解していくべきなのか。そして、その議論は私たちがどういった生き方をすべきなのかという問題提起につながっていきます。
プレゼンテーションテクニックとしては、稀有な経験をエモーショナルに話し、観客をひきつけるテクニックがすごいです。
序盤に「つかみ」として、本物の脳を見せるのですが、観客は特別な経験をしたと思うでしょう。そして、このプレゼンテーション最大のポイントである自身が脳卒中になった話をエモーショナルでありながら、右脳の人と左脳の人を一人二役で演じるようなスタイルで話し、観客をひきつけます。
英語のレベルは難しいと思いました。脳に関する言葉は、なかなか使うものではありませんからボキャブラリー不足で話についていけないところがありました。また、話のテンポを速める箇所はプレゼンテーションテクニックとして素晴らしい表現だと思う一方で、英語が母国語ではない私には速すぎると感じてしまいます。
しかし、少しくらいわからなくても、流れで理解していけば良いのです!
見終えた後に、「おお、すごいプレゼンテーションを見た!」と思えれば、費やした十数分は価値のある時間なのではないでしょうか!
次回もお楽しみに!