「やすべえさん、ちょっと質問なんですが、ビットコインってどう思いますか?投資対象として。」
最近、こんな質問を受けまして、その回答が読者の皆様にも役立ちそうな気がしたので、質問者の了承を得て、ここに載せることにしました。(一部、省いている箇所などがありますが、ご了承ください!)
質問してくれた方(以下、Q)「ビットコインって投資対象としてどうなんですかね?って聞かれることがあって、やすべえさんならどう答えるのかなと思いまして・・・。」
やすべえ(以下、Y)「おー、いい質問ですね〜!」
(って言いながら考える事1分・・・)
Q「やらない方がいい、とは言えますが、なんで?と聞かれると、うーんとなってしまいます」
(たしかに、うーん自己責任で・・・となってしまいますよね)
少し考えてみて、冷静にこう答えてみました。
Y「ビットコインはモノやサービスと交換する手段として確立されつつあると思うので、無くなることは考えにくいです。でも、ビットコインを買うことは投資ではないです。ビットコインはお金みたいなものですから。」
Q「なるほど。」
Y「投資というものは、お金を託された企業が頑張って儲けてくれるので、長期で果実を生むことが多いですが。」
Q「果実を生む!いい表現ですねぇ!さすがです!」
(やすべえ、褒められると伸びるタイプです!)
というわけで、ビットコインは仮想「通貨」と言われていますよね。所詮「通貨」なので、「投資」ではないと言いました。「米ドル」を持つことを「投資」と定義する人ならば、「ビットコイン」を保有することは「投資」となりますが、利息も配当も無いものです。
話はもう少し続きます。
Q「発展途上国の通貨みたいな感じですかね?」
Y「そうですね。でも発行量が決まっているので、発展途上国通貨よりはいいかもしれません。」
Q「なるほど。」
Q「値動きの根拠が無いと思うんですよね。ある程度は、イベントがあるとしても、企業と違って事業計画があるわけでもないし。」
Y「その通り、根拠は無いんですよね。今の状態を例えると、小国の通貨のデザインがすごく素敵だから、使わないで持っておく、みたいな人が大量に発生して、その小国の通貨の価値が暴騰しているようなイメージです。」
Q「いやぁ、ほんと、わかりやすい説明ですね!!」
(やすべえ、褒められると伸びるタイプです!)
ここでは、2つ、大事なことがあります。1つ目は「通貨の発行量」の話です。例えば、ある国の財政が非常に厳しくて、その国が借金を返すためだとか、何かモノを買うために勝手に通貨をバンバン発行したら、問題ですよね?通貨の発行量が急に増えると、その通貨の価値が減ってしまいます。いわゆるインフレです。ビットコインには通貨の発行量が急に増える懸念が無いはずなので、その点では安心という話です。
もう1つは、「値動きの根拠が無い」という話ですが、「しっかりと説明できるような値動きの根拠が無い」と言えますでしょうか。これはバブル期にもよく言われる表現ではあります。ただ、値動きと言いますか、モノやサービスの値段は、結局、「需要(買い手)と供給(売り手)で決まってしまう」ものです。出たばかりの新商品が品不足で中古市場で定価以上で売られているとか、売れると見込んでいた商品が売れ残って値下げして売られているとか、そういったものなのです。
最後にこんな話も出ました。こちらも、需要(買い手)と供給(売り手)のお話です。
Y「あと、もう少しで先物が出てくると思うので、簡単に売りが出来るようになります。」
Q「先物が出てくると、荒れそうですね。」
流行のビットコインなどの仮想通貨ですが、皆様はどのようにお考えでしょうか?
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