やすべえです。「レッツ資産運用」シリーズの最終回は「投資」と「投機」の違いについてです。

資産運用の世界に一歩踏み出すと、波の数ほどの沢山の商品があって、それぞれの商品の価格が日々動いていることに気づくと思います。株、債券、投資信託、外貨、ビットコイン、金など、日々発信される経済のニュースや政治のニュースなどによって、上がったり、下がったりを繰り返しています。

そんな上がったり下がったりの商品を買うわけですが、特に考えずに買っていると、あなたは時に「投資」していて、時に「投機」していることになります。別に、「投資」が良いとか悪いとか、「投機」が良いとか悪いとか、言っているわけではありませんが、「投資」と「投機」の違いについて知っておくのは悪くないと思いますので、もう少々お付き合いくださいませ。

レッツ資産運用

さて、やすべえ流で「投資」と「投機」を定義してみます。「投資」は、資」産(資本)を投」げることで、株式に投資することは株式投資、債券に投資することは債券投資となります。自分に投資することは自己投資ですね。投げた資産(資本)は投げられた人・企業によって育てられます。企業であれば、投資された資産をもとに設備投資をして、より多くのモノを作って売ったり、より効率的にモノを作って売ったり、ということに繋がっていきます。また、自己投資であれば、アスリートが筋肉をつけるためにトレーニングしたり、SE(システムエンジニア)が新たにプログラミング言語を習得したりすることで、それぞれ良い成績を得て賞金を得たり、良い職を得て高い賃金を得たり、ということに繋がっていきます。

一方、「投機」は機」会(タイミング)に(お金を)投」げることで、何か値段の付いている商品に対して、値上がりしそうだから買う、値下がりしそうだから売るという行動と言えると思います。古くは17世紀のオランダでチューリップバブルという投機がありました。諸説ありますが、レアなチューリップの球根が年収の何倍といった信じられない価格で取引されたそうです。「投機」に関する良い説明がWikipediaにありますので、リンクを張っておきます。

南海泡沫事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B5%B7%E6%B3%A1%E6%B2%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

「投資」と「投機」の違いについて書いてみましたが、皆様はどのように思われましたでしょうか?昨今、ビットコインが高騰を続けていて、「投機」の人気が高まっていますし、「ビットコイン長者」が出現しているのも確かです。しかし、「投機」の良いタイミングを見極めるのは大変ですし、タイミングが合えば資産は大きく増えますが、逆にタイミングを間違えれば大事な資産を簡単に失うことが出来てしまいます。20年近く株式市場の世界に身を置いてきましたが、タイミングを間違えて「投機」の相場の高い価格で買ってしまって、バブルがはじけて大きく下落して大事な資産を失った人や企業を見てきたので、身に染みて感じています。

 

私は「投資」をおススメしたいと思います!

「初めて訪問された方へ!」という投稿でも書きましたが、「Buy and Forget(買ったら忘れなさい)」くらいの精神で投資するのが良いと思います!

 

今回で「レッツ運用」シリーズはお開きとなりますが、いかがでしたでしょうか?最初の投稿で「労働所得と金融所得、そして金融所得を得る大切さ」、2回目の投稿で「資産運用における3つのポイントは「流動性」、「リターン」、「リスク」」、3回目の投稿で「「安全資産」は安全か?「リスク資産」はリスクか?」と書いてきました。今回の投稿も含め、4本の投稿をお読みいただいて、少しでも運用について考えることが出来たり、一歩を踏み出すことが出来れば嬉しく思います!