やすべえです。花粉症シーズン真っただ中ですが、今回は「クリネックス」と「スコッティ」で有名な日本製紙クレシアを傘下に持つ、「日本製紙グループ」のご紹介です。
(「株主優待は何ですか?」といった質問と質問に対する答えや、株主優待を選ぶポイント、注意事項といったものを「【株主優待・まとめ】これまで出てきた優待選びのポイントをまとめました」という投稿に書いていますので、ご一読いただいてから、読み進めていただけたらと思います!)
日本紙(3863) 23万円程度の投資で「自社製品」が貰えます!
情報ソースですが、企業のホームページはこちらで、Yahoo!ファイナンスのページはこちらになります。
2019年3月19日での株価は2307円で、100株から株主優待が頂けますので、100株投資する場合、投資額は230700円となります。
権利確定のタイミングは3月末日で、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、キッチンタオルなどの「自社製品」が頂けます。3月に権利が確定されて、7月上旬に発送していただけます。花粉症対策で上質なティッシュ(下記の写真には、右下に映っていますが「やわらかフィール」、「ローションティッシューエックス」、「カシミヤ」が入っています!)を株主優待でゲットしたい方は前年の3月の権利確定の前に株主になり、7月に優待品をいただいて、保管しておく必要があります!(笑)
優待のお品の価格が公表されていませんが、1500円くらいでしょうか。優待利回りは、1500円/230700円を計算しますと、約0.65%(想定ベース)となります。
配当利回りは、実績ベースでの配当が1株当たり30円となっていますので、約1.30%となります。
優待利回りと配当利回りを足し合わせた、総合利回りは約1.95%となります。この数値は数多ある株主優待企業の中では、高くない方かなと思います。
株式マーケットにおける紙・パルプ業界の特殊性 – 円高がメリットに!
「紙・パルプ業界」というのは、株式マーケットにおいてわりと特殊性のある業界なのではないかと思います。何故ならば、円高が業界にとってメリットになるからです。円高によって原材料や燃料の輸入コストが下がります。
円高がメリットになる業種は、紙・パルプ業界の他に、小麦やトウモロコシといった食料を輸入する食品業界の一部や、石油やガスを輸入する電力・ガス業界が代表的なものです。国外への旅行を促すという意味合いで旅行業界や航空業界なんていうものがありますが、こちらは国内への旅行需要が減りますので表裏一体でしょうか。
複数の株式に分散投資して保有することを「ポートフォリオを持つ」とか「ポートフォリオを組む」などと言いますが、ポートフォリオにするメリットとして、リスク分散効果があります。日本の製造業は多くのケースで円高に弱いですから、今回挙げたような銘柄群を併せて持っておくと、一般的に為替に対するリスクの分散効果が得られます。
「リスクを落としつつ、リターンはそのままに」と言うのは、言うは易く行うは難しなのですが、一つの方法論として、為替に対するリスク分散効果を覚えておくと良いと思います。
次回もお楽しみに!
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