やすべえです。企業名や、国の名前の頭文字を繋げて、GAFAのように、言葉として使うケースがあります。少し前でいえば、BRICsというブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字を取ったものがよく使われました。

今回は、世界の株式市場のニュースにおいてよく使われる、GAFA、FANG、BATHについてまとめてみました。ちなみに、これらの略称は、全て企業名の頭文字を取ったものです!

GAFAとは

「GAFA」は、「グーグル(Google)」、「アップル(Apple)」、「フェイスブック(Facebook)」、「アマゾン(Amazon)」の頭文字を取ったものです。

それぞれは、世界を代表するIT企業で、ここで書くまでもないですが一言ずつ説明していきます。

グーグルは、アルファベットという企業名に変わりましたが、検索エンジンで有名で、「ググれ」というように、言葉としても使用されています。広告ビジネスで大きく収益をあげています。

アップルは、iPhoneやiPad、MacBookなどが商品として有名です。CEOを長年務めた、故スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンテーションは多くの人を惹きつけ、プレゼンテーションのスタイルを変革させました。

フェイスブックは、世界最大のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を運営しています。「インスタグラム(Instagram)」や、「WhatsApp」といったSNSも保有しています。中国では金盾とかグレートファイアウォールなどというものによって、アクセスが許されていないそうです。

アマゾンは、同名のイーコマースサイトで有名です。「キンドル(Kindle)」という電子書籍サービスや、動画のネット配信、「アレクサ(Alexa)」という音声認識AIなどでも有名です。2000年前後のドットコムバブル時にも株式を上場させており、その前から株式を持っていれば、その価値は今500倍くらいになっているという計算になります。

 

FANGとは

「FANG」は、「フェイスブック(Facebook)」、「アマゾン(Amazon)」、「ネットフリックス(Netflix)」、「グーグル(Google)」の頭文字を取ったものです。GAFAと3つ被っています!

こちらは世界を代表するネット起業という位置づけでしょうか。

ネットフリックスは、創業時にはオンラインでのDVDのレンタルサービスを行っていました。その後、そのサービスは、ネットでの配信サービスに変化していき、今に至ります。テレビのリモコンに「NETFLIX」のボタンがあるのは、彼らの広告戦略で、1つ10円を払ってあのボタンを埋め込んでもらっているそうです。

 

BATHとは

こちらは、上記二つと比べると知っている人が少ないと思いますが、中国のIT企業についてのもので、「BATH」は、バイドゥ(Baidu)、アリババ(Alibaba)、テンセント(Tencent)、ファーウェイ(Huawei)の頭文字を取ったものです。

バイドゥは、「百度」と書きますが、中国での検索エンジンで最大手の企業です。検索エンジンを機能させるために、自動的にウェブサイトを巡回しているのですが、この巡回力が強力で、「robots.txt」という自動的な巡回に対してメッセージを送るテキストファイルがあるのですが、そのファイルに巡回をブロックする記載をしていても、無視して巡回していくそうです。

アリババは、「阿里巴巴」と書きますが、ソフトバンクが主要株主になっているITコングロマリットです。企業間取引の「Alibaba.com」や、QRコード決済で見かけます「アリペイ(Alipay)」など、多種のサービスを手掛けています。

テンセントは、「騰訊」と書きますが、オンラインゲームでは世界ナンバーワンで、コミュニケーションツールの「We chat」でも有名です。中国では、金盾やグレートファイアウォールというものによって、中国以外のサービスが利用できないケースが多いので、歪な競争状況の中で大きくシェアを得ていると言えそうですが、中国以外でもかなり多くのエリアで使われているそうです。

ファーウェイは、「華為」と書きますが、スマホといった個人向けのものから基地局といった大きなものまで手掛ける、通信機器のメーカーです。非上場を貫いていて、上場による開示義務が存在しなかったりすることもあるのか、はたまた、5Gという次世代技術において脅威だったりするからか、アメリカからセキュリティー上危険と言われています。

 

グロース株投資をする際に、IT企業は主要な対象となりますが、IT企業と言っても、いろいろなビジネスがあるので、一括りにすると宜しくないことが多いです。上記のように、ざっくりでも企業の概要を押さえておくと良いかと思います。今回は以上です!では!