やすべえです。今回は「ホクト」です。「ホクト」は、ブナシメジやエリンギといった「きのこ」で有名な企業です。3月に入って春めいてきているのでお鍋のシーズンではありませんが、ご紹介です。
(「株主優待は何ですか?」といった質問と質問に対する答えや、株主優待を選ぶポイント、注意事項といったものを「【株主優待・まとめ】これまで出てきた優待選びのポイントをまとめました」という投稿に書いていますので、ご一読いただいてから、読み進めていただけたらと思います!)
ホクト(1379) 20万円程度の投資で「健康セット」「レトルトセット」「きのこ・レトルトセット」のうち選択した1品(1000円相当?)が貰えます!
情報ソースですが、企業のホームページはこちらで、Yahoo!ファイナンスのページはこちらになります。
2019年3月6日での株価は1978円で、100株から株主優待が頂けますので、100株投資する場合、投資額は197800円となります。
権利確定のタイミングは3月末日で、「健康セット」「レトルトセット」「きのこ・レトルトセット」のうちの1品です。6月下旬に送られてくる配当金関連の書類に入っているハガキを送り返して、3品の中から希望の商品を1品選ぶようになっています。10月、11月に届くので、忘れてしまいがちですが、カレンダーに「キノコ来る」とでも書いておきましょう!(笑)
<優待選びのポイント⑭ 優待は 忘れたころにも やって来る>
優待利回りについてですが、企業のホームページには、この株数での株主優待は「1000円相当」ですとか、「2000円相当」などと額が書かれているケースがほとんどですが、「ホクト」の場合には記載がありませんでしたので、参考値となります。
今回は1000円として計算してみますが、優待利回りは、1000円/197800円を計算しますと、約0.51%となります。
配当利回りは、実績ベースでの配当が1株当たり60円となっていますので、約3.03%となります。
優待利回りと配当利回りを足し合わせた、総合利回りは約3.54%となります。この数値は数多ある株主優待企業の中では、まずまずと思います。
売上が特定の季節に偏る企業
「ホクト」は3月末決算の企業ですので、第1四半期が4~6月、第2四半期が7~9月、第3四半期が10~12月、第4四半期が1~3月となります。
想像に難くないと思いますが、第1四半期、第2四半期である4~9月は「きのこ」があまり売れません。ですので、売上高の進捗率は第1四半期で20%、第2四半期で44%と低くなり、営業利益や純利益といった利益指標は赤字になっています。平成28年3月期から平成31年3月期までのデータを取って、平均したものが下の表になります。
第3四半期、第4四半期である10~3月、鍋のシーズンに大きく売り上げを伸ばし、利益指標も黒字化することになります。
こういった銘柄を「季節要因のある銘柄」などと呼んでいます。
後半、少し横道にそれてしまいましたが、季節要因は企業の財務諸表をチェックするときの重要なポイントだったりします。次回もお楽しみに!
- 投稿タグ
- 株主優待