やすべえです。8月も過ぎ、子供たちの夏休みが終わりました。夏休みの宿題で大変なのが「自由研究」であります。何かを継続的に観察したり、工作したり、工場や街を見学して調査したり、いろいろあると思いますが、私の今回の「夏休みの自由研究」は、「モーニングサテライトの観察」でございます。
ということで、今回は、平日の5時45分から放映されている「モーニングサテライト」を毎日見続けて感じたことを書いていこうと思います。前編はニューヨークからの放送についてです。
【ニューヨークからの中継】
モーサテの名物と言えば、ニューヨークのトレーディングフロアからの中継です。日本の月曜日の朝は、ニューヨークは日曜日でマーケットが閉まっているので行われませんが、火曜日から金曜日まで、原則行われます。
臨場感あふれるマーケットの現場や、マーケットコメントを見聞きすることができます。
この中継は、スタジオではなく、トレーディングフロア上で行われるので、時にトレーダーが中継の現場を横切ったりします。そのトレーダーの動き方でもマーケットの雰囲気が垣間見えたりするのが、興味深いところです。ゆっくり歩いているかどうか、走っているかどうか、下を向いているかどうか、表情は明るいか、など映像が伝えるものは、リアルを伝えます。
【中継してくだる方々】
6月から8月までの3カ月間、モーサテを見続けて、データを取ってみましたが、50回ほどの中継があったようです。
一番多く出ていらっしゃったのは、堀古英司さん(ホリコキャピタルマネジメント)で7回でした。火曜日出演が多かったようです。虫の目、鳥の目、魚の目を兼ね備えていらっしゃるイメージで、冷静に鋭い分析をなさります。東京でも時々出演されます。
中継では、その日の出来事や値動きを説明することが大事かもしれませんが、堀古英司さんは少し切り口が違っていて、長めの値動きについてや、統計データに対する考え方についても説明していただけますので、大変勉強になります。
堀古さんの本で良い本があります。ご興味ある方は読んでみてはいかがでしょうか?
6回出ていらっしゃった方が、兼松渉さん(米国みずほ証券)、手塚理恵さん(東海東京証券アメリカ)、森本裕貴さん(大和証券キャピタルマーケッツアメリカ)でした。
兼松渉さんはダンディなお声で耳にすっと入ってくるベテランの方です。
手塚理恵さん、森本裕貴さんはしっかりと中継の内容を練っている感じで、アナリストリサーチ的なものが多く入っています。
5回出ていらっしゃった方が、大塚裕貴さん(SMBC日興セキュリティーズアメリカ)、シュナイダー恵子さん(大和証券キャピタルマーケッツアメリカ)でした。
シュナイダー恵子さんは、国営放送系にもよく出ていらっしゃるので、場数を踏んでいらっしゃいますし、安定感抜群です。
数えてみますと、3カ月間での出演者は11人でして、曽根良太さん(三井住友DSアセットマネジメントNY)が7月いっぱいで終わりとおっしゃっていたと思いますので、10人で切り盛りしているという状態のようです。結構な頻度で出演されていますので、大変な労力なのではと思います。
また、ここまでに挙げていない方では、久野誠太郎さん(マキシムグループ)、大関千尋さん(SMBC日興セキュリティーズアメリカ)、吉田拡司さん(岡三証券NY)、近下篤子さん(岡三証券NY)がいらっしゃいます。
日々の中継、ご苦労様です&感謝いたします。
後編は東京のスタジオからの放送についてです。
価格:1,566円 |
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