やすべえです。「TED」のプレゼンテーションは15分程度のものが多いですが、中には短いものもあって、今回鑑賞します、デイビット・ガロの「水中の驚き」は、5分18秒と短くまとめられています。
忙しい世の中なのか、短めのTEDを観たいというニーズは結構あるようで、Googleで「TED 短い おすすめ」と検索してみると、たくさんのまとめサイトが出てきます。今回のデイビット・ガロの「水中の驚き」は、1400万回以上視聴されています。おそらく、短めのTEDプレゼンテーションの中で、最も視聴数が多いものではないかと思います。
「TEDで学ぶ」シリーズ、第4回目、デイビット・ガロの「水中の驚き」。それでは鑑賞してみましょう。
ストーリーは、水中に棲む生物の驚くべき行動や性質を動画で紹介していくというものです。前半は生物発光について、後半は保護色について話します。ついさきほどまで動いていた生物が岩などの背景と同化して見えなくなる映像などが興味深く、もっと見たい、もっと探求してみたいと思わせます。
プレゼンテーションテクニックとしては、短いプレゼンテーションですが、印象的な映像と安定した口調で、聴衆を新しい世界へと誘っているところが挙げられます。程よい感覚でユーモアが取り入れられているところもポイントでしょうか。最後のユーモアで、水中の生物が背景と同化して見えなくなると同時に「私も見えなくなります」と退場するタイミングが絶妙で、水中の神秘的な生物と、スピーカーの素晴らしいキャラクターがリンクします。
英語のレベルは前回に引き続き、やさしいと思います。今回で4回目ですので、毎回見ていらっしゃる方には、短くて難易度的にやさしくて物足りなく感じるかもしれません。
次回もお楽しみに!