やすべえです。前回のサイモン・シネックさんのプレゼンテーション、どうでしたか?面白かったでしょうか?
今回はダニエル・ピンクさんの「やる気に関する驚きの科学」です。前回のサイモン・シネックさんもそうですが、お二方とも、作家、文筆家だからか、しっかりとした構成のプレゼンテーションで、ゆったりとしたスピードで安全に議論を進めていく傾向があり、母国語が英語ではない我々には耳に入りやすいものなのではないかと思います。
ただ、このダニエル・ピンクさんのプレゼンテーションの英語のレベルはやや難しめかもしれません。演出なのだろうと思いますけれど、途中からテンポが変わり、やや速いスピードになって、情熱的な口調になります。聴衆がひきつけられていることがわかりますが、ネイティブではない我々には少々厳しいかもしれません。
それでは、ダニエル・ピンクの「やる気に関する驚きの科学」、鑑賞していきましょう。
ストーリーは、ビジネスの世界で長らく信じられている、インセンティブを与えることによって労働者のやる気を喚起させることは、実はあまりワークしないという研究結果に関するものです。その研究では、作業の内容によっては、作業にかかる時間が逆に増加したり、創造性を失わせたりといった作用もあるという研究結果を紹介しています。
内容の伝え方に工夫を凝らした、プレゼンテーションテクニックを学べるプレゼンテーションです。つかみとして、スピーカーの黒い歴史を明らかにして、想定通りに掴みます。序盤は落ち着いたスピードで分かりやすいストーリーを話し、プレゼンテーションの核心に迫ってくると、冒頭にも書きましたが、テンポを変えて、聴取をぐっと掴みに行きます。
ダニエル・ピンクの下記の著作、2作品は大前研一さんが翻訳したことでも知られます。ダニエル・ピンクの思考を高く評価していたようです。自己啓発になりますし、これからの世の中を生きるヒントにもなります。ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
というわけで、次回は記念すべき第10回目の「TEDで学ぶ」です!次回もお楽しみに!
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