ルワンダの子供たちに金融教育の講座を行いました!

株式会社Brave EGGs(ブレイブエッグズ)さまよりご依頼をいただきました。
ルワンダの子供たちに、
「Financial Literacy -basic- How you can keep your comfortable distance with money」と題して、
講座をしてきました。

株式会社Brave EGGs(ブレイブエッグズ)さまは、スゴイことをしていらっしゃいます。
写ルン族(しゃるんぞく)プロジェクトという、アートを通じた活動を通じて、
①世界中の子ども達の経済的・精神的な自立の実現
②世界中の子ども達の対話と相互理解の醸成
という2つの大きな目的の達成に向けて尽力しています。

今回は、写ルン族(しゃるんぞく)プロジェクトの活動の中で、お金の扱い方を知るべきタイミングが来ているということで、お話を頂きました。
プレゼンテーションは、私が英語で話して、ルワンダの言葉に翻訳していただいて生徒さんに伝えるという、タフなものでした。

こちらの画像のように、Zoomで行いました!

<大きな挑戦、準備編>
★最初はマテリアル無しで話そうと思っていました。今思えば無謀すぎる第一感でした。(笑)
先方の方が、アドバイスしてくださり、マテリアルを作りました。
「何事も経験」「First step is always the hardest」と言い聞かせて、尽力しました。
スクリプトも準備しました。
全文を書く感じでは無く、メモ程度に書いただけでしたが、役に立ちました。
「いらすとや」さんに今回もお世話になりました。ありがとうございます。

<大きな挑戦、プレゼン編>
「井の中の蛙、大海を初めて見た」と言えばよいでしょうか。
どういった講座になるかという、事前予想のレベルが甘く、準備したことを披露するだけの講義となってしまいました。
★準備としては、「ココ」だけは必ず伝えよう、興味があれば「コチラ」も伝えよう、頷きが大きければ「アンナコト」も伝えよう、といった段取りでしたが、
結局は「ココ」だけになりました。これは準備をやった甲斐があったかもしれません。
★参加者の方に到達して欲しい理解のレベルに到達することは叶いませんでした。
ただ、一球入魂で出来る限りをやったので、悔いは無いです。次回以降の課題は残りました・・・。
★(余談ですが)小ネタが不発!笑
「僕の英語が分からなかったら言ってください。フランス語でやりますので・・・」と冗談を言ったら、
通訳の方が「私はフランス語が出来ません・・・」と返事をされました。悔しいw

<大きな挑戦、事後の反省会編>
★一般的なこととして、参加者のレベルをあらかじめ知ることで、プレゼンのマテリアルのチューニングが可能になります。
参加者のレベルがあらかじめ分からなくても、やっている中でチューニングすることが可能です。
しかし、通訳の方が入った今回のセッションでは、参加者のレベルを把握することが出来ず、このチューニングが出来なかったことが無念でした。
★今回の場合であれば、通訳の方と事前にコミュニケーションしておくべきでした。
通訳の方法はいろいろあって、一つの文章毎に訳してもらうか、複数の文章毎に訳してもらうか、スライド一つ分の文章を訳してもらうかといったものがあります。
また、参加者に質問を投げかけた際の対応についても、複数のやり方があります。
マテリアル内の単語の確認や、話す内容を大まかに伝えて、円滑に通訳していただくための時間も必要でした。

 

金融教育の正しい方向性を模索する・・・

2022年の4月から子ども向け金融教育について、より深く考えていて、
2022年8月に大垣書店主催の金融教育講座を担当させていただいたり、
2022年10月に灘中生・灘高生への金融教育講座を担当させていただきました。

今回は、海外進出となりましたが、一貫して思うのは、
「お金は世の中で一番大切なものではない」ということです。
これは、「当たり前でしょ!」と思われるのですが、知らず知らずのうちにお金を重視することになっていたりします。
「衣食住」という基本の暮らしを、円滑にしたり、レベルアップしたり、というところでお金が活躍するのだと思っています。

そのために、基本的な知識を身につけて、お金との丁度良い接し方を体得しておくべきというところでしょうか。

 

前回も書きましたが、金融業界が行っている金融教育は「部分的な正解、時に不正解」という感じで、違う気がしています。

証券業界の金融教育は「投資シミュレーション」で資産運用を促し・・・
保険業界の金融教育は「世の中にはリスクがいっぱい」と注意を喚起し・・・
FPの金融教育は「節約して老後に備えましょう」とライフプランの必要性を説き・・・

お金や資産運用に関することは唯一解が無いので、誰に何が必要なのかというのは一人一人変わってきますが、
金融庁のマテリアルは総合的に良いなと思っています。ご参照ください!

普遍的に有効な金融教育とは何か?金融教育の正しい方向性は?と模索する毎日です。