やすべえです。2021年4月1日でてらこややすべえ株式会社が創立2年目に突入いたしました。

2年目での大きな変化は給与支払いを開始したことです。

この記事では、給与支払いによる色々な変化を書いていこうと思います。

 

個人事業主・国民健康保険+国民年金保険 → 会社・協会けんぽ+厚生年金保険

会社を作っても、給与を支払わない状態ですと、国民健康保険+国民年金保険に入ることになります。

国民健康保険についてはこのサイトで計算できますが、住んでいる所によって結構違います。

国民年金保険についてはこちらに書いてありますが、『国民年金第1号被保険者及び任意加入被保険者の1カ月当たりの保険料は16,540円です(令和2年度)。』

 

これが給料を支払う状態になりますと、協会けんぽ+厚生年金保険に入るように変化します。

協会けんぽのHPに両者の保険料が書いてありますが、健康保険料は都道府県単位で保険料率が異なっていて、厚生年金保険料は同じとなっています。

国民年金の加入者のうち、厚生年金(+共済組合)に加入している第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者(年収が130万円未満の人)を第3号被保険者といいますが、保険料は、配偶者が加入している厚生年金や共済組合が一括して負担しますので、個別に納める必要は無いという制度になっていて、利用することが可能となります。

 

まとめますと、「国民健康保険(私)+国民年金保険(私の分)+国民年金保険(配偶者の分)」から「協会けんぽ(私)+厚生年金保険(私の分、配偶者は国民年金保険の第3号被保険者に)」となりました。

上段のリンクを見ると分かるのですが、「協会けんぽ保険料」と「厚生年金保険料」は、「報酬月額」によって「等級」というものが決められて、保険料が決まります。

例えばとなりますが、私+配偶者という組み合わせの場合で「報酬月額」が少ない(悲)場合、会社分と個人分の総支払額で考えても、支払う額が少なくなります。

 

年金事務所で相談してみた → 税務署で相談してみた

実際のお金の流れや、業務フローを確定させておくために、年金事務所と税務署に相談に行きました。

 

まずは最寄りの年金事務所に行って相談させていただきました。「年金事務所」では年金・政府管掌健康保険などの事務を取り扱っています。
(2009年までは「社会保険事務所」でその事務を取り扱っていたそうです。)

結論から言うと、年金事務所には一度相談に行ったほうが良いです。
私を担当してくださった方が非常に詳しかったからかもしれませんが、提出書類から提出の流れまで丁寧に詳しく説明してくださいました。

社労士さんに任せうるところかもしれませんが、自力で対応可能と思います。

具体的には、①新規適用届、②被保険者資格取得届、③被扶養者(異動)届 第3号被保険者関係届、④保険料口座振替納付(変更)届出書、⑤法人(商業)登記簿謄本、⑥法人番号指定通知書のコピー、といったものを提出しますが、①~④は住所や名前など何度も同じ内容を書くことになり面倒ですが記入例を参考に記入して、⑤は法務局で貰って、⑥はネットのページの印刷でOKなので印刷して、といった感じです。

 

次に管轄の税務署に行って相談させていただきました。

こちらは、税務署から企業に送られる、けっこうなボリュームの茶封筒(年末調整関係諸用紙、給与所得の源泉徴収票の諸用紙、給与支払報告書等の諸用紙、などと書いてあります)をしっかり見れば分かる内容でした。丁寧に説明していただいたのですが、自分で学べる内容だった気もします。不勉強ですみませんでした・・・。

具体的には、①給与所得者の扶養控除等(異動)申告書、②退職所得/給与所得に対する源泉徴収簿、③給与支払報告書(個人明細書)、を給与をもらう人の数だけ作って保存したり、市町村/税務署/被支払者に送ったりといった作業になります。

私のように一人会社の場合は自力でも対応可能だと思いますが、人数が増えてくるとソフトを使うのが普通でしょう。

 

 

これまでの経緯+お役立ち情報など

去年の今日、2020年4月1日、てらこややすべえ株式会社を設立いたしまして、当日、思いをつづったのが下にリンクを載せました記事です。

会社を設立してみたものの、当然ながら箱が出来ただけで、中身は何もない状態でした。
銀行口座も無いわけで、お振込みもままならなない状態で、会社は一から作られるんだなと実感したこと(バカですねぇ・・・笑)を覚えています。

ということで、「個人事業主ビジネス」から一気にスパッと「会社としてのビジネス」に移行することは不可能と判断し、徐々にやっておりました。

色々と事前に準備することによって、一気にスパッと移行するることが出来るならば、そのほうが良かったかなとも思っています。
今回の給与支払い開始といったことも、初年度から出来ればやってしまえるところです。

てらこややすべえ株式会社を設立いたしました

設立時に備忘録的に書いた下のリンクの記事ですが、意外に読まれています。ありがとうございます!

会社設立時にやること、会社設立後の会計など運営については、どこまでアウトソースするかで費用面、苦労面が変わってきます。私は、良いのか悪いのか分かりませんが、自力でやっています。

実際の起業のフロー、起業する時に役立ったサイトなど

 

ということで、

てらこややすべえ株式会社 2年目も全力で頑張ってまいります

皆さまの引き続きのご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします

てらこややすべえ株式会社 中野靖之