今回は、1級FP技能士資格実技試験、試験の雰囲気、試験会場についてなど、試験当日のことを書いてみたいと思います。
【会場にたどり着くまで】
服装はスーツの方がほとんどです。面接の試験で、印象も採点に多少は影響すると思われますので、清潔でファイナンシャルプランナーとして相談しやすい身なりがベターと言えましょう。
集合時間よりも早く来ている方がほとんどです。年に1,2回しかない試験ですから、何かしらのトラブルで遅れるといった事態は避けたいものです。ファイナンシャルプランナーとしてお客様と面談するときも時間に余裕を持っていくはずですから、同様にしたほうが良いでしょう。
【面接控室にて】
面接控室は席順が決められていて、所定の位置に座ることになります。紙媒体のものを読んだりすることは出来るので、受験者が静かに勉強している自習室のような雰囲気です。
ほぼ全員が「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集」か「FPマニュアル」を持ってきていて、皆、賢そうに見えます。私もそれなりに勉強して準備してきたつもりですが、周りの方の付箋張りまくりの参考書ですとか、プリントの特別っぽいテキストですとか、ちらっと見えて焦りました。この精鋭(?)の方々の中で、10パーセントから20パーセントは不合格になるわけですが、自分を信じることが大切です。冷静に行きましょう。
試験はパート1から行うラインとパート2から行うラインに分かれますので、一番前に座ることになった人以外は、どちらのパートから試験があるのか事前に把握することが出来るはずです。
面接控室では紙媒体のものを読むことが可能なので、「パート1必勝マニュアル」、「パート2必勝マニュアル」といったものを作っておけば、直前に読むことが出来ます。付箋が無限についたノートでもいいでしょうし、人それぞれなのでしょうけれど、お守り的なアイテムが一つあると安心でしょう。
【15分間】
面接控室で順番に呼ばれていきますが、呼ばれると控室の入り口側で問題文を読む場所に移動します。筆記用具と電卓を持って移動しますが、時間は15分間と限られているので、深呼吸などは事前に行っておいて15分間を有効に活用することが大事と思います。
15分間は、前々回の記事で書きました、「分・軽・納・事・子・贈」ですとか、「2つのT、2つのK、人・人生」といった暗号を書くことから始めても良いですし、ルーティンの中で次の12分間がベストなものとなるように尽力しましょう。
【12分間】
実際の面接は、あっという間に終わります。面接官は時間を計っていますが、受験者が時計を見る暇はないので、言われたことをしっかりと聞いて、自分が確かだと思うことを答えることに徹しましょう。
分からなかったり、あいまいな時は、「不確かな事を言ってはいけませんので、後で調べさせていただきたいのですが」、「完全に確かでは無いのですが」といった言葉をつけておいた方が無難です。しかし、面接でそれを連発しないように、今のうちに、しっかりと勉強しておくことが大事です。(笑)
面接官が相談者であるという意識のもとに行うと良いと思います。相談者なのですから、馴れ馴れしく接しないようにしなければいけませんし、相談者なのですから、受験者を苦しめようとするよりは、お互いで問題を解決していこうというスタンスを見せてくれるケースが多いのではと思います。少し圧迫気味だったら、そういう相談をされる方もいらっしゃるなと思って、丁寧に、繰り返しになりますが、言われたことをしっかりと聞いて、自分が確かだと思うことを答えることに徹しましょう。
15回に渡って書いてきました、1級FP技能士資格のお勉強日記ですが、今回を持ちまして最後となります。
皆様の合格を願います!合格して、1級FP技能士として、日本の金融リテラシーをどんどん向上させていきましょう!
お読みいただきまして、ありがとうございました!!
(2018年5月追記:下記リンクは旧バージョンの可能性がありますので、購入時は確認することをおすすめします!)
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