第4章までやってきました。教科書は下巻に入ります。4章「タックスプランニング」は、「所得税の基本」、「各種取得の金額の計算」、「課税標準の計算」、「所得控除」、「所得税額の計算」、「所得税の申告と納付」、「個人住民税と個人事業税」、「法人税」、「会社の取引」、「法人住民税と法人事業税等」、「消費税」、「決算書および財務分析」の12項目となっています。276ページとここも長い章です。頑張りどころです!
項目が12と多いですが、「所得税」に関する項目が6つ続きますので、「所得税」をまず理解、「個人住民税と個人事業税」を挟みますが、次いで「法人税」がらみの3項目を理解して、残りの2項目について理解していくというざっくり4つに分けたような流れが良いと思います。
また、私の場合ですが、プライベートバンカー資格を取得するときに副読本として、「租税法入門」という税の基本的な教科書を読んでいたことがかなりプラスに働いていたと思います。原則的なところがわかっていたので、TACの教科書の内容をすんなりと理解することができました。ですので、「租税法入門」のような基本的な教科書を読むのもおススメです。ただ、「租税法入門」は原則的なことを中心に書いてある本なので、特例的なものなどはTACの教科書の方が細かく書かれています。(2018年5月追記:新版にリンク更新しています)
[amazonjs asin=”4754725123″ locale=”JP” title=”租税法入門 十四訂版”]
「所得税」は、まず10種類の所得の種類を覚えてしまわないと始まりませんが、何と言っても「損益通算」が問題にもよく出てきますし、ポイントになります。4種類の損失でないと損益の通算になりませんし、損益通算の順序もしっかりと理解しておく必要があります。「損益通算」は覚えておけば簡単に短時間で回答できますが、あやふやだと正解を導くために沢山回り道したりして挙句の果てに間違えることになります。叩き込んできましょう。また、山林所得の特殊性は、出題頻度は低そうですが、知っておかないと「所得税」についてフルコンプリートした気分になれませんので、気合で覚えてしまいましょう。
ポイントとしては、応用編で出される問題を解けるようにしておくということがあります。応用編の問題はこの4章に限らず、毎年、似たような出題スタイルで、4章では「別表四」と言われる企業会計上の当期純利益と法人税の課税標準となる所得金額の調整に関する問題が良く出ます。おそらく合格者の正答率は100パーセントに近いと思われるので、しっかりと学んで得点源にしておきましょう!
また、この章に限らず、応用編は似たような出題スタイルで出題されますし、筆記式ですので、過去問や模擬問題をしっかりと何度も解いて、解答する力とともに、解答を書く力を身に付けることが大事です。基礎編と応用編では、応用編の得点率の方が高いようですので、午前の基礎編が出来なくても、午後の応用編で挽回可能です!頑張っていきましょう!
この第4章を過ぎれば、残りは後2つの章で、それぞれ201ページ、177ページと短い章を残すのみです。ラストスパート、頑張っていきましょう!次回は第5章です。