やすべえです。2017年、確定拠出年金に関する法改正があって、2018年からは「つみたてNISA」がスタートと、資産運用に対する環境が変化してきています。今回は、つみたてNISA、iDeCoなど、資産運用における税優遇などでお得になる制度をしっかりと使うための良い本を紹介したいと思います。
[amazonjs asin=”4532357608″ locale=”JP” title=”“税金ゼロ”の資産運用革命 つみたてNISA、イデコで超効率投資”]
著者は田村正之さんという日本経済新聞編集委員の方です。田村さんの本は、情報量が多いながらも、分かりやすく解説していますので、しっかり学んでいきたい派(と言っても一冊読むだけの時間で学べるのですが・・・)にはうってつけと思います。また、出来るだけ語弊を生まないように書かれているところも特徴で、「これはダメ!」とか「これで間違いなし!」といったアイキャッチな過激な表現はほとんどなく、穏やかな気持ちで読み進められのも、個人的には気に入っています。
章のタイトルだけ拾ってみますと、序章で「お得な制度と商品を使う人だけが有利に」と題し、「知りましょう、そして、使いましょう」というメッセージがあります。
1章からは「つみたてNISAの衝撃」、「一般NISA-見過ごせない大きな投資枠」、「老後資金つくりの王様イデコ」、「企業型確定拠出年金-有効活用が老後を左右」、「元本確保型の税優遇商品も活用」と投資する場所(「アセットロケーション」などと言う事もあります)について情報の提供と解説があります。
6章からは「投資は本当に難しいのか」、「積み立て投資の誤解と真実」として、地域分散投資や、時間分散投資にまつわる筆者の知見、思いを共有することが出来ます。
終章は「人生100年時代に向けたNISAとイデコ活用のロードマップ」と題し、序章で述べた、「知りましょう、そして使いましょう」というメッセージから、「使いましょう、そしてライフプランに活かしていきましょう」という一段階ランクアップしたメッセージになっています。
「おわりに」には、下落局面で投資を続けられるかという話があり、私が想像するに、田村さんはもっと色々書きたかったところもあるのではないかと思いますが、この本はこの章立てで、制度面はほぼ完ぺきにカバーされていますし、投資に向けた心構えですとか実践へのステップもある程度わかるようにカバーされていますので、読んで間違いない良著と思います。
前回の「つみたてNISAに関するおススメの本を紹介!」で紹介しましたムック本も、軽く読める良い本ですが、今回の本のほうが、しっかりと学んだ感を持てると思ったので、紹介してみました。是非お手に取ってみてください!
- 投稿タグ
- iDeCoとかNISAとか, お金が働く環境, お金に働いてもらう場所