スタディガイドにあるメインテキストの「プライベートバンキング」の学習ポイントを第1章から見ていきます。
第1章はRM(リレーションシップ・マネジメント)です。3つの試験科目の中で第3単位の71問のうちの20問が出ます。顧客の抱える真の問題を把握し、懸案を解決していく上で、顧客とも信頼関係を構築するためのRMというふうに書かれています。この分野では一定の点数を取らないと足切りになるとのことで、肝となる章のようです。
第2章はWM(ウェルスマネジメント)です。この章も重要な章で、この章すべての内容が第1単位として出題されます。(64問)目次を見てもなかなか手強そうで「投資政策書」、「商品概要およびアセットアロケーション」、「ファミリーミッション・ステートメント(FMS)」、「運用目標」、「事業継承」、「相続・贈与等による財産移転」となっています。この中で、「投資政策書」の作成というのが総合力が必要で、重要とあります。「投資政策書」の項は、他の章などを読んでから再び勉強する箇所でしょうか。
第3章は不動産です。またまた重要な章で、この章と次の章の「税金」で第2単位となります。「不動産」で29問、「税金」で36問の合計65問となっています。「不動産は金融商品との類似性がある一方で、物件によるリスク・リターンの個別性、流動性、税制等に起因して、金融商品とは根本的に異なる」とありますが、正にその通りで、物件も純投資だったり相続資産だったりしますし、海外の不動産は特にですが、税制もかなり違いますし、勉強のしがいがありそうです!
そして第4章は税金です。ここで、副教材の「租税法入門」が登場します。基本の税法体系を学ばないといけないということでしょう。その上で、タックスプランニングだったり、事業継承における自社株対策だったりを学んでいくようです。
プライベートバンカー資格って、ファイナンシャルプランナー資格、いわゆるFPと似ているように思いますが、科目としては、第3章の「不動産」と第4章の「税金」のみが共通の科目となっています。
第5章は信託・エステートプランニングとなっています。この章からは第3単位の71問のうちの23問が出題されます。パッと見たところ見慣れない項目が並んでいるので苦戦しそうです。目次を見ていくと、「信託の活用」からはじまりまして、これは理解できそうですが、「一般社団法人、一般財団法人」、「成年後見制度について」、「エステートプランニング」、「富裕層へのリーガルサービス」と続きます。それぞれは必要になった時に深く必要になる項目のように思えますが、試験対策としては広く薄く学ぶことが求められそうです。
第6章はマス富裕層です。この章からは第3単位の71問のうちの12問が出題されるということで、要点を押さえて学んでいくことになりそうです。「マス富裕層」という見慣れない単語ですが、所得の二極化につれて今後拡大が予想される有望セグメントで、いわゆる「富裕層」よりも資産規模が小さめの顧客層のことです。「マス富裕層の職業特性」や、「マス富裕層資産やキャッシュフローの特性」といった話が出てくるようで面白そうでもあります。
第7章は職業倫理です。この章からは第3単位の71問のうちの16問が出題されますが、重要な項目ということで一定の点数を取らないと足切りになります。常識的で一般的な事項が多そうです。
これですべての章の学習ポイントを押さえました。1章から順々にやって良さそうなので1章から学習していくことに決定しました。
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