プライベートバンキング資格試験制度改定やすべえです。先日、プライベートバンカー資格試験を行っている日本証券アナリスト協会から、資格試験制度改定のお知らせが届きました!!大幅な内容の改定となっています!!詳しくは本家のウェブサイトをご参照いただければと思いますが、私もメモがてら、大まかな変更点を書いていきます。

2019年6月1日から変更!

変更日は2019年6月1日となっています。現行のコンピュータの試験は5月26日までで、移行期間を経て6月3日から新しい試験がスタートするとのことです。

初級レベルの「PBコーディネーター」資格:資格更新に必要な継続教育の内容が変更に!試験形式に変更も!

資格更新に必要な継続教育の内容が「職業倫理」のみとなるとのことなので、今後は資格更新が容易になると見込まれます。

試験形式にも変更があり、問題が3択形式から4択形式に、問題数が130問から60問に、試験時間が120分から100分となるとのことです。問題のレベル自体は変わらないとのことですが、大きな変更です!

中級レベルの「プライマリーPB」資格:試験形式の変更とともに、「シニアPB」へのステップであることを明確化!

試験形式の変更は、各教科ともに、問題数が70問前後から40問に、試験時間が120分から100分となるとのことです。

「シニアPB」へのステップであることが明確化されたように思えます。「シニアPB」試験の受験資格として認められていたFP1級、CFP等は、今後認められなくなり、「プライマリーPB」と「CMA」のみとなるとのことです。FP1級、CFP保有者の「シニアPB」駆け込み受験が出てくるかもしれません。

また、「プライマリーPB」試験の一部免除制度というものがありましたが、こちらが廃止となっています。資産運用・管理に関するサブテキストが作成され、出題ウェイトが若干上がるなど、資産運用・管理分野が強化されるようです。

上級レベルの「シニアPB」資格:コンピュータ試験廃止!筆記試験に一本化!

「シニアPB」資格試験は、コンピュータ試験が廃止されるという大きな変更です。幅広い知識は「プライマリーPB」のコンピュータ試験でカバーするという事のようです。私見ですが、「プライマリーPB」のコンピュータ試験と「シニアPB」のコンピュータ試験は重複しているイメージが強かったので、納得感があります。筆記試験の答案のページ数が20ページ以内から15ページ以内に削減されるとの試験形式変更もあります。

「プライマリーPB」のところで書きましたが、「シニアPB」試験の受験資格が「プライマリーPB」と「CMA」のみとなることが2つ目の変更点です。

 

今回の改定で、プライベートバンカーの資格体系は、すっきりしたように思えます。「PBコーディネーター」は、第一歩的な位置づけが明確になり、「プライマリーPB」は、コンピュータ試験によって知識面をしっかりと問い、PB業務の中核的な役割を果たすような位置づけ、「シニアPB」は、最上位資格として、PB業務の中で難易度の高い「投資提案書」がしっかりと書けるのかというところにフォーカスし、専門家的な役割が果たせるような位置づけになったのではと思います。

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