やすべえです。ブログ開設から1年と5か月あまりが経ちました。毎週日曜日はシリーズものとして、「プライベートバンカーのお勉強日記」シリーズや、「1級FP技能士資格のお勉強日記」シリーズ、「金融リテラシー本の紹介」シリーズとお勉強に関するシリーズをやってきましたが、今週からは「TEDで学ぶ」という新シリーズを書いていきたいと思います!
TEDとは、Technology、Entertainment、Designのそれぞれの単語の頭文字をとったもので、学術、エンターテインメント、デザインなど、様々な分野のスピーカーがプレゼンテーションをするものです。1984年から行われているかなり歴史のあるもので、TEDのホームページには、膨大な数のプレゼンテーションのビデオがあり、無料で見ることが出来ます。
そのTEDのプレゼンテーションですが、英語で話されますので、①英語の勉強にはもってこいです。多くの動画には日本語の字幕がありますので、英語の読解力のレベルに応じて、字幕なし、英語の字幕、日本語の字幕を選択することが出来ます。また、②プレゼンテーションのテクニックといった面でも大変勉強になる教材になります。話の組み立て方、聴衆をひきつける話し方、身振り手振りといったところまで、なるほどと思わせるテクニックがちりばめられています。加えて、当然ですが、③プレゼンテーションの内容は非常に興味深いものが多いです。TEDは「Idea worth spreading」というスローガンを掲げていますが、これは「広める価値のあるアイディア」という意味ですが、まさに、素晴らしい広める価値のあるアイディアが満載です。
今回は第1回目として、「食べて、祈って、恋をして」の著者、エリザベス・ギルバートの「創造性をはぐくむには」を鑑賞してみようと思います。
「食べて、祈って、恋をして」はWikipediaによれば、2010年8月時点、全世界で700万部を売り上げているベストセラーで、ジュリア・ロバーツ主演で映画化されました。ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか?
その「食べて、祈って、恋をして」の著者、エリザベス・ギルバートさんが、ベストセラー作家の苦悩という、得難い経験から、天才や芸術家に抱く過剰な期待に対して独自の理論を展開していきます。「創造性は神から降りてくるものだ」という話などを交え、難しいテーマながら、一冊の本を読むような展開で語り続けます。何度も聞きたい、物語性のある、味わい深いプレゼンテーションです。
プレゼンテーションテクニックとしては、スクリーンなどを使わず、自分のトークだけで展開されるものなので、トークの力が求められるものとなっています。彼女のトーク力は素晴らしく、濃密で広がりのあるものでした。
英語のレベルはやや難しいと思いました。神話に関する単語など、普段使わない英語もあり、ついて行きづらい個所もありました。そして、レベルの高い議論ではありますが、ストーリーの構成が巧くできていて、エリザベス・ギルバートさんの話し方も耳にすっと入ってくるような心地よい感じです。
集中して聞いて理解するように努めることで、英語の読解力を上げることのできるプレゼンテーションだと思います。
次回もお楽しみに!
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