徹底予測やすべえです。日経ビジネスが毎年年末に出している雑誌で「徹底予測」というものがあるのですが、年々内容が良くなってきていて、今年はかなり良いと思ったので紹介しようと思います。

 

この「徹底予測」シリーズ、私は2008年度版から収集しているのですが、2014年あたりまでは日本や米国のマーケットが一年でどうなるかを予測していました。その予想がなかなか当たらなくって、特に日本のマーケットの予想が逆であることが多く、「雑誌に書いてある予測を信じるのは勝手ですが、雑音に惑わされずに投資することも大事かもしれません」なんて言うネタに使っているほどでした。

例えば、2008年度版は、「強弱感対立する2008年相場 1万8000円台もあり得るが」と日経平均の予想が書いてありますが、実際は発売日近辺の2007年11月末に15681円だった日経は2008年末には8860円と大きく下落し、真逆の結果となりました。2009年度版は、「再び日経平均6000円台も」と予想される中で、2008年11月末の8512円から10546円まで24パーセント上昇という、これまた逆の結果になりました。

 

そして、2015年あたりから「徹底予測」は「当たるも八卦当たらぬも八卦の予想屋雑誌」としての役割から、「識者の意見を紹介する雑誌」に変化してきました。今年はその変化が完成形を迎えたと言っても良いかと思う素晴らしい出来です。まだ店頭に並んでいますので、お手に取ってご覧いただいては如何でしょうか?

内容としては、「世界の4大賢人の特別インタビュー」として、イアン・ブレマー、ジョセフ・スティグリッツ、ビル・エモット、スコット・ギャロウェイの4人がグローバル、米国、欧州、世界企業について基調となるような意見を述べて行きます。そして、日本の大物経営者の視点が続き、紅白予測合戦と題して10組の男女がヒット商品などのお題に対して意見を出し合うという企画に続きます。「西野亮廣xはあちゅう」など若い方の対戦もあり、飽きずに読み進めることが出来ました。

その後にも、様々な発信力のある識者の沢山の意見を手に入れることができます。毎年の定番である30業種の予測もあり、盛りだくさんの内容で780円です!安い!おススメです!

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この投稿が本ブログの今年最後の投稿になりそうです。

皆様、良いお年をお迎えください!やすべえ