やすべえです。先日、京都大学起業部にて、お金のお話をしてきました。

ちょっと画像では見えにくいですが、「京大起業部xやすべえ」というお題で、2時間たっぷり、話してまいりました。

このお話をくださいました、京都大学経営管理大学院所属の京都大学起業部を運営しているお二方には大変感謝しています。ありがとうございます!

京大の教室で先生が普段話している場所からお話するのは、純粋に嬉しいですし、なんだか気合が入るところもあるものですね。下手なことは出来ないなと背筋が伸びました!

 

<大学生が知りたいことって?>

このお話を頂いてから、「大学生が知りたいことって何だろう?」と考えました。大学生にとって「大事そう」なことを考えてお話することは出来るけど、いわゆる座学のような一方向のやり取りでは面白くない。せっかくの貴重な時間にやすべえに会いに来てくれる学生さんたちならば、双方向のやり取りで面白く出来るはずと考えました。ということで、まずは事前に「聞きたいことを事前に教えてください!」と告知してみました。

しかし!私の告知がいまいちだったせいもあり、事前の質問はありませんでした!

「ガビーーン!どうしよう!」と一瞬思いましたが、当日聞いて、即興で答えていこうと考えを改めました。

 

やすべえは、証券会社勤務の頃に主宰していたボランティア活動「寺子屋やすべえ」で、即興で教えるスタイルでやってきました。そして、証券会社でのお仕事においても秒単位で億単位の収益がぶれる世界で当意即妙にやってきました。また、金融教育の活動を1年半以上行っている中で、引き出しも多くなり深くなっているだろうとも思いました。ここは真正面からチャレンジしてみようと思ったのです。

というわけで、準備したスライドは、上に出したバナナをバックにした題名のスライド1枚と、自己紹介のスライド2枚と、「今日手に入れるもの」という、いつもやすべえが講演やセミナーの時にお伝えするスライド1枚のトータル4枚のみでした!このような少ない準備で臨んだことは無かったので、いつもとは違った緊張感がありました!

 

<渾身のアイスブレーキングのネタが不発!>

当日、題名のスライドをめくって、自己紹介を行い、「今日手に入れるもの」についても話し、「開始10分ほどで用意したスライドはもう話し終わりましたよ!」ということで、『このスライドはこれで終わりです!終わりかい!そんなバナナ!』と小ネタを挟んでみたのですが、不発!

考えてみれば、この令和の時代、伝わらないのは当たり前で、グーグル先生で調べたら、「そんなバナナ!」は「80年代に流行った死語」とありました。(悲)
スライドの背景をバナナにしても、そりゃ伝わりませんわな。(悲)

昔から、小ネタの不発は慣れていますが、焦りながら、進行していきます。(笑)

 

<しかし、たくさんの質問を頂くことが出来ました!>

質問を最初にしてくれたのは、一番奥に座っていた方でした!進行を大いに助けていただきました。そして、焦りが溶け、ペースを取り戻すことが出来ました。感謝です。

その後は続々と質問を頂くことが出来、8個ほどの質問を頂きました。上手い具合に様々なトピックがばらけていながらも、繋げてお話出来そうな構成になったので、お話する順番をチラッと考えて、1時間ほどかけて1つずつ答えていきました。

 

僕たちの世代は資産運用について考えなくてはいけないということを説明した時には、少し参加者の意識が変わりました。

「確定給付型年金」は企業などが設定した運用利回りで計算されて貰える額が決まっている。「確定拠出型年金」は貰える額が決まっていない、いわば「不確定給付型年金」。給付額は皆さんの運用利回り次第・・・。どうする?GPIFの例を見てみる?

 

資産運用で勝てる人と勝てない人の違いについて説明した時には、京都大学の学生らしく、学問的な視点で物事を考えている気がしました。

ダニエル・カーネマンのプロスペクト理論。ハイリスク・ハイリターンになる理屈。買った金融商品のことが愛おしくなるバイアスを排除するためにはどうしたら良いか?常にニュートラルな視点で物事を考えるにはどうしたら良いか?鳥の目、虫の目、魚の目。様々な要因をお話しましたが、一生懸命ノート取ってくれた方を見ていて、嬉しく思いました。

 

<最後に>

講義後にご質問をお受けしてお話したことをこちらにも書いて、この記事の最後にしたいと思います。

 

私たちが進む人生には、時に分かれ道があり、選択しなければいけないことがあります。しかし、前向きな意思を持って選んでいる限り、どちらの道を選んだとしても、良い人生になると私は信じています。

私も2年前に分かれ道があり、選択して、金融教育家となりましたが、前向きに頑張っております。佐山展生さん曰く、「人生は自作自演の物語」。自分で自分の欲するように物語を創っていけば、素晴らしい人生となるはずではないでしょうか!

皆さまに沢山の幸せが訪れますように!