先日、マネーフォワードの辻社長の講演を聞く機会を得まして、すごく良いお話を頂いて、自分について深く考えることが出来たので、少しまとめてみました。ここに残していくことで、今の未熟な自分への発奮材料にしたい思いもあったりします。

(なお、大学院の講義の一環でお話されていたことなので、講演の話については書きません。)

 

<やすべえのこれまで>

やすべえは、2018年の3月から「金融教育家」として活動を開始しています。いわゆる、一人起業でして、事業デザインをしっかりと書いているわけでなく、自分の頭の中にある実現して欲しい世界に向けて活動しているという状態です。そして、「〇〇年までに年商〇〇億円を達成する」といった金額的な目標は無くて、「10年以内に日本の義務教育にしっかりとした金融教育のカリキュラムを導入する」「生きているうちに日本の金融リテラシーを世界一にする」という、自分が達成する目標というよりは、金融教育の大事さを共有している方たち皆で達成出来たら良いなという目標を立てています。

一人起業で、金融教育を1年半と少し続けてきまして、長時間の講座やセミナー、企業様向けの研修、1対1のコンサルティングなど、出来たこともあります。しかし一方で、やりたいのにやれていないこと、特にやすべえ独力では出来ないことが明確化してきていました。

 

<今回の講演から考えたこと>

今回の講演を聞きながら強く感じたのですが、「やりたいのにやれていないこと」、「やすべえ独力では出来ないこと」というものをどう達成していくのかについて、具体的に考えることが出来ていないことがはっきりと分かりました。出来ていない要因は、「言語化が足りない」「トライ&エラーの繰り返しが足りない」「戦略的なビジョンが足りない」というもので、言ってしまえば足りないづくしということです!(悲)

 

例えば、一緒に働いてくれる仲間が欲しいと思っていても、具体的な「Mission / Vision / Value / Culture」の言語化が出来ていないので伝えることが出来ないですし、仲間に対するアプローチが出来ていないわけです。

例えば、長時間の講座を何とかやり遂げながら、親子様向けの講座だったり、本だったり、試行錯誤で作ってきてはいるものの、戦略的なビジョンが無いので、「10年以内に日本の義務教育にしっかりとした金融教育のカリキュラムを導入する」、「生きているうちに日本の金融リテラシーを世界一にする」という金融教育の目標に向かって、どう表現すればよいでしょうか、地図の無いまま登山しているような状態であるのです。

 

これだけでは無いのですが、日々の行いを反省して、前に進んでいきたいと思っています。

 

<マネーフォワードの理念は素晴らしい!>

本講演に限らず仰っていることですが、辻社長は、「お金は大切なのに学ぶ機会がない」という問題提起をしています。その背景には、マネックス証券にいらっしゃった時に、お客さんを見て感じた経験があったようです。

そのような背景もあり、ユーザーさんのペインを解消しようとお金の見える化を進めたとのことです。

それはそれで素晴らしいことなのですが、さらに素晴らしいのは、その大きな問題提起から、事業化していく道のりを確立しているという事です。

 

事業化していく道のりを確立していく上で大事なものは、「Mission / Vision / Value / Culture」にあると強く思います。もちろん、お金の問題も大きくあると思いますが、人を引き寄せる、惹きつける理念というか、そういった原則が求心力になるのではないかと思います。

マネーフォワードの「Mission」は、『お金を前へ。人生をもっと前へ。』

「Vision」は、『すべての人の、「お金のプラットフォーム」になる。』

「Value」は、『User Focus, Technology Driven, Fairness』

「Culture」は、『Speed, Pride, Teamwork, Respect, Fun』

だそうです。

 

 

 

やすべえの金融教育の事業の「Mission / Vision / Value / Culture」はどう表現できるのか?

しっかりと考えていきたいと思っています。