やすべえです。今回は、銘柄コード3098、「ココカラファイン」の株主優待についてです。

(「株主優待は何ですか?」といった質問と質問に対する答えや、株主優待を選ぶポイント、注意事項といったものを「【株主優待・まとめ】これまで出てきた優待選びのポイントをまとめました」という投稿に書いていますので、ご一読いただいてから、読み進めていただけたらと思います!)

 

ココカラファイン(3098) 50万円程度の投資で「買物優待券」2000円相当が貰えます!

情報ソースですが、Yahoo!ファイナンスのページはこちらで、企業のホームページはこちらになります。こちらの企業ホームページには、株主になるメリットとして、①配当を受け取れる、②優待品を受け取れる、③会社経営に参加できる、といった簡単な説明があり、勉強になります!見てみてはいかがでしょうか!

さて、ココカラファインは日本におけるドラッグストアの大きなグループの一つとして、「ココカラファイン」や「セガミ」、「ジップドラッグ」、「ライフォート」、「クスリのコダマ」などのブランドでお店を出しています。

 

2019年3月12日での株価は4885円で、100株から株主優待が頂けますので、100株投資する場合、投資額は488500円となります。

権利確定のタイミングは3月末日で、2000円相当の「買い物優待券」が頂けます。

優待利回りは、2000円/488500円を計算しますと、約0.41%となります。

配当利回りは、会社予想ベースでの配当が1株当たり76円となっていますので、約1.56%となります。

優待利回りと配当利回りを足し合わせた、総合利回り約1.97%となります。この数値は数多ある株主優待企業の中では、低いほうかなと思います。

低い理由として、配当性向(利益のうち、どれだけを配当に回すかという比率)が低いことが挙げられます。会社予想ベースでの1株当たりの利益が337.2円となっていますが、1株当たり配当が76円ですので、配当性向は22.5%程度となっています。利益をさらなる成長に向けた投資に充てている企業は配当性向が低くなりがちです。

 

合併後、株価が上昇した企業

この「ココカラファイン」は2008年4月に「セイジョー」と「セガミ」が経営統合して出来た企業です。

やすべえは、経営統合前の「セイジョー」時代からドラッグストア業界の成長に注目していました。(日本株のトレーダーだったものですから!)

ドラッグストア業界は当時非常に面白い業界でした。何故ならば、小規模なドラッグストアチェーンが各都道府県に乱立しているような状態で、経営統合などを通じて規模を拡大するメリットがあると感じられたからです。スーパーマーケットも各都道府県に有力なチェーンが乱立している状態で面白い業界でしたが、生鮮食品を扱うスーパーマーケットよりもドラッグストアチェーンのほうがスムーズに経営統合が進んでいくのではないかなどと話していた記憶があります。

そんなドラッグストア業界、スーパーマーケット業界で、経営統合などM&Aを活発に行っていた企業が「イオングループ」で、スーパーマーケットチェーンにおいて拡大路線を進めたことは有名な話ですが、ドラッグストアチェーンにおいても「ウエルシアホールディングス」という傘の下で拡大路線を進めています。

2008年4月にスタートした「ココカラファイン」グループは、ドラッグストアチェーン乱立から合従連衡の時代の中で、積極的なM&Aでスケールメリットを獲得していきました。株価の上昇は、その戦略が成功した証と言えるでしょう。

 

この連載、横道に逸れることが多くなってきましたが、それも楽しいかなと思い始めています。何はともあれ、次回もお楽しみに!