行動経済学 夜明け前

「行動経済学」というのは、少し前は主流派の学問として認められてなかった分野でした。

ダン・アリエリーさんは行動経済学の先駆者でデューク大学の教授です。
下記で紹介していますが、2008年に「予想どおりに不合理」、2010年に「不合理だからうまくいく」を出版しています。(邦訳)
名著だなぁと思いますが、当時は異端と思われていて、その証とも言えると思いますが、2008年に「ノーベル賞」では無く、「イグ・ノーベル賞」を受賞しています。

経済学でよく使われる「経済合理的な行動をする人」という考え方に対して、極端な単純化への批判があり、
当然ながら、その批判を受けて立たなければならない伝統的な経済学者と対立があったということになります。

行動経済学の夜は明けるのでしょうか・・・。

 

行動経済学 夜明け

行動経済学は、対立を経て、反主流派から主流派へと認識が変わっていきました。

ダニエル・カーネマンさんの考えた、プロスペクト理論、ヒューリスティックスとバイアスといったものが、伝統的な経済学者も受け入れざるを得ない強力なものだったことが背景にあります。

そのダニエル・カーネマンさんを皮切りに、その後10年ちょっと経ちますが、ロバート・シラーさん、ここ最近では、リチャード・セイラーさんが、それぞれ
2002年、2013年、2017年に「ノーベル経済学賞」を受賞しています。

今では、行動経済学は当たり前に学ばれるものとなり、さらなる発展を遂げています。

 

行動経済学を学びたい!

ここ最近、本屋で行動経済学の入門書を多く見つけました。
一昔前のブームから時を経て、またブームが来ているのではないかと思いました。

ということで、今回、行動経済学を学ぶに良い「入門の一冊」と、「実践の一冊」を動画で紹介することにしました。

改めて、様々な本を読み返したり、新著を手に取りましたが、良著が多かったです!

 

動画の中で紹介した本

ゼロからわかる 知らないと損する 行動経済学(ポーポー・ポロダクション)

名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継04 行動経済学(岩澤誠一郎)

予想どおりに不合理(ダン アリエリー)

不合理だからうまくいく(ダン・アリエリー)

ファスト&スロー(上)(ダニエル・カーネマン)

ファスト&スロー(下)(ダニエル・カーネマン)

NOISE(上)(ダニエル・カーネマン)

NOISE(下)(ダニエル・カーネマン)

 

動画はこちらです!

 

(追記:2023年11月)最近、良いなと思っている行動経済学の本を2冊紹介!

室岡健志さんが書かれた「行動経済学」

行動経済学 [ 室岡 健志 ]

価格:2750円
(2023/12/7 14:01時点)
感想(1件)

リチャード・セイラーさんが書かれた「NUDGE 実践 行動経済学 完全版」

NUDGE 実践 行動経済学 完全版 [ リチャード・セイラー ]

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(2023/12/7 14:04時点)
感想(2件)