トルコ「計算してみました」といっても、大した計算ではないのですが、国際分散投資していた場合のトルコ株式・トルコ債券の割合をなんとなく計算してみました。

 

国際分散投資で、国内株式や先進国株式や新興国株式、国内債券や先進国債券や新興国債券に投資しているとして、新興国株式、新興国債券にそれぞれ全資産の15%ずつ投資をしていたと考えてみましょう。

この割合は、標準的か、やや積極的といえる水準だと思います。

 

次に、新興国株式や新興国債券というくくりの中にトルコの株式や債券が入っているわけですが、どのくらいの割合でトルコの株式や債券が入っているかを調査します。

新興国株式のインデックス型の投資信託として、eMAXIS 新興国株式インデックス(https://emaxis.jp/fund/250944.html)、新興国債券のインデックス型の投資信託として、eMAXIS 新興国債券インデックス(https://emaxis.jp/fund/260448.html)、それぞれの2018年3月の運用報告書を見てみました。

それらの運用報告書によりますと、新興国株式インデックスのトルコ株式の比率は1.0%でした。そして新興国債券インデックスのトルコ債券の比率は6.7%でした。

 

分散投資の比率とそれぞれの投資信託の比率を掛け合わせると全資産に対する比率が出てきますので、計算していきます。トルコ株式の割合は15%×1.0%=0.15%トルコ債券の割合は15%×6.7%=1.005%となりました。

計算結果ですが、『トルコ株式・債券の影響はそれぞれの全資産に対して0.15%、1.005%と計算されました。』そんなに大きくないと感じましたでしょうか?

 

一つ注意ですが、この計算はトルコだけの話ですので、トルコの為替の影響などが、新興国の株式全体や債券全体に波及してくると、話は変わってきます。そこは注意しておく必要がありそうです!