ブラジルやすべえです。新興国への投資比率を再確認しようとして、このシリーズを始めましたが、今回の第4弾は、トルコアルゼンチン南アフリカに続きまして、ブラジルを取り上げます。国際分散投資をしていた場合のブラジル株式・ブラジル債券の割合を計算してみました。ブラジルは10月7日に大統領選挙が行われる見通しで、一度で確定しなかった場合は10月28日に決選投票が行われる段取りになっています。

 

さて、例によって、国際分散投資として、国内株式や先進国株式や新興国株式、国内債券や先進国債券や新興国債券に投資していて、新興国株式、新興国債券にそれぞれ全資産の15%ずつ投資をしていたと考えてみます。

ちなみに、この割合は、標準的か、やや積極的といえる水準だと、考えています。

 

新興国株式や新興国債券というくくりの中にブラジルの株式や債券が入っていると思われますが、どのくらいの割合でブラジルの株式や債券が入っているかを調査します。ブラジルと言えば、BRICsの一員ですし、南米大陸で最大の国土を持ち、人口も2億人を超えるという大国です。これまでの3か国よりは比率が高くなると思われますが、さてさて、調べていきましょう。

新興国株式のインデックス型の投資信託として、eMAXIS 新興国株式インデックス(https://emaxis.jp/fund/250944.html)、新興国債券のインデックス型の投資信託として、eMAXIS 新興国債券インデックス(https://emaxis.jp/fund/260448.html)、それぞれの2018年3月の運用報告書を見てみました。

それらの運用報告書によりますと、新興国株式インデックスのブラジル株式の比率は7.1%でした。そして新興国債券インデックスのブラジル債券の比率は10.0%でした。

分散投資の比率とそれぞれの投資信託の比率を掛け合わせると全資産に対する比率が出てきますので、計算していきます。ブラジル株式の割合は15%×7.1%=1.065%ブラジル債券の割合は15%×10.0%=1.50%となりました。

計算結果ですが、『ブラジル株式・債券の影響はそれぞれの全資産に対して1.065%、1.50%と計算されました。』

 

この比率、少ないと思われたのではないでしょうか?前回の南アフリカ編では、全資産における南アフリカ株式、債券の比率がそれぞれ0.95%、1.23%でしたので、ブラジル株式、債券の比率と比べて、同じレベルとまで言うと言いすぎかもしれませんが、なかなか近い数字となっています。南アフリカの人口は5500万人程度、国土もブラジルと比べればかなり小さいので、そういったことを考えると意外なのかなと思われたのではないでしょうか?

この理由、実は、ブラジルにおいて、ここ数年で経済危機があったことによります。2015年、2016年は経済成長率がマイナス3%を超えるなど、経済が後退してしまいましたので、経済危機前と比べて、新興国株におけるシェアが、経済危機前の2010年前半に比べて半分近くになってしまっていました。「新興国の経済成長の波は大きい」ということが、こんな事実からもわかります。

 

というわけで、国際分散投資していた場合のブラジル株式・ブラジル債券の割合の計算+雑感でございました!