やすべえです。今回鑑賞します、ケン・ロビンソン卿の「学校教育は創造性を殺してしまっている」というプレゼンテーションですが、かなり有名でして、視聴数が5000万回以上となっているものです!何故これほどまでに視聴されているのでしょうか!?私は、「TEDで学ぶ」メリットともいえる3要素、①英語力、②プレゼンテーションテクニック、③知っておいたほうが良いアイディア、が一気に得られる至高のプレゼンテーションだからではないかと思っております。
少し横道にそれますが、TEDのプレゼンテーションは日本語の字幕があるものが多いですが、スピーカーの情報などが知りたい場合に、Wikipediaで調べようというときに日本語のWikiが無いことが結構あります。今回のケン・ロビンソン卿さんは、さすがに日本語のWiki、あります。内容は薄めですが・・・。(笑)
それでは「TEDで学ぶ」シリーズ、第5回目、ケン・ロビンソン卿の「学校教育は創造性を殺してしまっている」、鑑賞してみましょう。
ストーリーは、少し難解ですが、当初は間違えることを恐れずにチャレンジする子供たちが、教育を受けていく中で間違えることに対して非難を受けて、間違えることに恐れるようになり、結果として、子供たちの創造性が殺されてしまっているのではないかというものになります。
また、学校教育というものは産業革命以降、働くために有用なことを上位の学問として位置付けてきたのですが、創造性が要求される演劇もダンスも同列に扱うべきだという主張もしていきます。
最後には、未来の子供たちが創造性を失わずに持ち続けて、そして、未来を切り開いていけるようにというメッセージを語ります。
プレゼンテーションテクニックとしては、イギリス人らしいユーモアがふんだんにちりばめられていることが最大のテクニックであると思います。また、緩急自在のテンポも絶妙です。
冒頭に「帰ります」と言ったり、3分ほど経過して、「終わりです」と言ってみたり、わかりやすいユーモアもありますが、笑いの流れの中から鋭い指摘を導き出すなど、インテリジェントさが見え隠れするところが、何と言いましょうか、ユーモアとのバランスになっていて、聞き手を飽きさせません。
この名人芸ともいえるプレゼンテーション、一度は見てみましょう!
次回もお楽しみに!