やすべえです。
1年以上前ですが、株主優待について3つ記事を書きました。
株主優待シリーズ1 株主優待はどうすればもらえるか?
株主優待シリーズ2 株主優待は不公平な制度?
株主優待シリーズ3 良い株主優待の見つけ方
日本特有ともいえる株主優待ですが、私はけっこう好きでして、やっています。色々な株主優待がありますが、企業の商品やサービスであったり、企業が経営しているお店で使える金券や割引券であったり、企業とは関係なく、お米やQUOカードなどの金券というケースもあります。
どういった優待が良いとか悪いとか、評価することは難しいですが、ここ5、6年のトレンドだと思いますが、企業とは関係のない換金性の高いものが株主優待として採用され、個人株主数を増やすという施策が行われてきました。
その結果、東証一部上場への要件である株主数2200人以上をクリアして、めでたく一部上場を果たすケースも散見されました。
(個人的な意見ですが、企業とは関係のない換金性の高い株主優待は、個人株主数を増やすためだけの目的で行われているように思えるので、私はあまり好きではありません。)
そんな中で、最近、株主優待に関する出来事で、興味深い出来事がありました。私がよく見ているサイトで「市況かぶ全力2階建」という、日本株にまつわる、びっくりするような事件や出来事をまとめている、いわゆる「まとめサイト」があるのですが、まとめてくださっています。
『エリアクエストが優待トラップ、3月に新設の株主優待をたった5ヶ月でさっさと廃止 』
エリアクエストという会社が何をしたかというと、
①2018年3月5日に株主優待制度を導入しました。
これによって、個人株主数が増加し、この企業は個人投資家を増加させることに成功しました。
株価はアナウンス前の220円から、翌日257円に上昇し、その後、291円程度まで上昇!
②2018年6月末時点の株主に一度株主優待を実施しました。
飲食店舗で使える優待券やQUOカードが貰えたようです。
③2018年8月10日に株主優待制度を廃止しました。
株主優待というのは、一度導入したら長く続けるものですが、一回の株主優待を実施しただけで、廃止に踏み切りました。
株価はアナウンス前の230円から、178円まで下落!
というものでした。
「お得な株主優待だ!」と近視眼的な視点で飛びついた結果、このような「トラップ」に嵌ることがあります。投資は自由ですが、長期投資や分散投資の大切さを再確認した出来事でした。。。
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