やすべえです。いろいろな打ち合わせ、オンライン飲み会、企業さま向けの研修など、さまざまなコミュニケーションがZoomで行われることが多くなってきました。

Zoomを利用した企業さま向けの研修を数回行いましたが、行ってみて感じたこと、すべきことを書いてみます。
この投稿が、Zoomなどオンラインで研修を行う、事務局の方、講師、参加者の参考になれば良いなぁと思います。

 

ハウリング対策

最近のパソコンのマイクとスピーカーはかなり性能が良く、音声の拾い方はクリアですし、スピーカーも音楽を流しても心地よく聞くことが出来ます。

しかし、オンラインで会話を行う際には、通信のタイムラグによって、ハウリングが発生するケースがあります。
ハウリングとは、スピーカーから流れる音声をマイクが拾って、その音声がスピーカーから流れて、またその音声をマイクが拾ってしまうというものです。

ハウリングを避けるには、①ヘッドセットを使う、②ミュート機能を駆使する、という2つの対策があります。

「①ヘッドセットを使う」は根本的な対策になります。スピーカーから流れる音声は耳にダイレクトに入りますので、マイクが音声を拾うことはありません。ヘッドセットはお値打ちのものですと、1000円台で売っています。近い将来、ヘッドセットを持っていることが標準になると予想されます。

「②ミュート機能を駆使する」は根本的な対策にはなりません。ミュートにすることによってマイクが音声を拾うことはありませんが、会話をキャッチボールするような、インタラクティブなやり取りが出来なくなります。Zoomでは、ホストの権限として参加者のマイクをミュートにする機能がありますので、ハウリング発生時に即座にミュートにすれば良いのですが、けっこう操作が難しいです。また、ミュート解除直後にハウリングが発生することもよくあるので、ハンドリングは難しいです。

 

Face to face(F2F)のやりとりに近いものを目指す

Face to face(F2F)のやりとりに近いものを目指すためには、まずはハウリング対策としてヘッドセットを使用するのが無難です。

そして、意識してファシリテーションを行うことが重要になります。「〇〇さん、質問をどうぞ」ですとか、「△△さん、どう思いますか」といったように、参加者の発言を促したり、話の流れを整理する必要が出てきます。

また、参加している意識を与えることも重要になります。物理的に離れていることで、疎外感を感じがちです。出来る限り、全員に発言してもらうべきですし、下記の「いいね」や「拍手」の利用も良い手段と思います。

加えて、アイコンタクトで相互理解を行う必要があります。カメラを通じても一定程度できますが、参加者が多い(10名超?)と目で追えなくなってきます。Zoomには「いいね」や「拍手」といった反応が出来るボタンが用意されているので、それらを使ってコミュニケーションを補うことが時に必要になります。

なお、「Face to face」は「F2F」と略されることがあります。「B2B(B to B)」ですとか「B2C(B to C)」ですとか、いろいろと略語が多くて馴染みの無い方は困惑されるかもしれません!

 

オンラインならではのやりとり

チャットの活用はオンラインならではのやりとりと言えるでしょう。

例えば、3択クイズを出題する時にチャット機能を使うという手法があります。
チャットの発言欄に答えを予め書き込んでもらって、「せーの」の掛け声とともに、発言してもらうというものです。
Face to faceとは違った、オンラインならではでできる手法なので、盛り上がりやすいです。。

チャットは質問や感想を記録する用途にも使えます。参加者が書きっぱなしにならないように、後でしっかりフォローすることが肝要です。主催者にはログが残りますので、活用しましょう。講義時間が終わった後に、すぐにZoomを終了せずに一定時間開けておくと、多くのフィードバックが期待できます

また、全員に発言するか、個別(例えば講師)に発言するかを選択できることを参加者に伝えておくと、チャットの利用率が上がります。個別の発言は、こっそりと指摘したいニーズや、シャイな受講者が質問したい時などに活用されますので、この一言だけで、Face to faceよりも多くのフィードバックが期待できると思います。

 

 

ということで、充実したオンラインミーティングライフを送ってみては!?という投稿第2弾でございました!第1弾は下のリンクをどうぞ。

オンラインミーティングの環境づくり(Zoom + ヘッドセット)