やすべえです。大学院のお大学院の話話が先週からスタートしまして、今回が第2回となります。今回は、大学院の入試について書いていこうと思います。一般的な大学院の入試の話ではなくて、京都大学経営管理大学院(http://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/ja/)の1年半のコースの入試の話ですので、ご注意くださいませ。

いろいろ書いていきますが、オフィシャルな情報は大学院の募集要項のページに載っていますので、そちらを参照してくださいませ!

京都大学経営管理大学院の1年半のコースの入試の話①

1年半のコースというのは、公認会計士や税理士、アナリストやアクチュアリーなど、ファイナンスや会計分野の専門家として社会で活躍している人を対象としたコースで、「ファイナンス・会計プログラム」と名付けられ、金融工学・ファイナンス関係の知識と会計の知識をあわせ持つ専門家を養成するプログラムとなっています。

出願資格として、ファイナンスや会計分野の専門家としての資格が必要で、私は証券アナリストの資格を持っていますので、出願出来ました。出願の書類として、TOEFL、IELTS、TOEICなどの英語力のスコアや、職務経歴書、学修計画書(5つの設問について記述で回答する小論文のようなものです)などが必要で、出願書類を資料として用いて第1次選考が行われます。第2次選考は面接試験が行われます。

出願の書類に、TOEFL、IELTS、TOEICなどの英語力のスコアが必要になっていましたので、まずはTOEICのスコアを取りに行きました。いわゆる「TOEIC Listening & Reading Test」というものですが、出願の書類として提出するために、日程をしっかりと確認しておくことが必要です。テストの申し込みの締め切り日から約40日後にテストが行われ、結果の発送はテストの日から約30日後となっています。つまり、70日以上日程に余裕を見ておかないといけません。(これは、TOEICにおける話です。TOEFLやIELTSがどういった日程になっているかはわかりません、すみません!)

(余談)TOEIC受験に楽天ポイントが使える!

TOEICを受験する際に気が付いたのですが、楽天ポイントが使えました。受験料は5,725円(税込み)と、まずまずお高いので、楽天ポイントが使えるのはありがたいです。

京都大学経営管理大学院の1年半のコースの入試の話②

TOEICは日程的には何とか間に合い、スコア的には、TOEICの独特のテストのスタイルに慣れていなかったせいもあり、準備不足で芳しくなかったのですが、「未提出で0点」は回避できたという事で良しとしました。

職務経歴書は、文字通りですが、職務の経歴を記入するものです。虚偽なく、ありのままを書くのみです。どこまで細かく書くかという問題がありますが、読む方を想像しながら、過不足なくとしか言えませんでしょうか・・・。

学修計画書は、5つの設問について記述で回答する小論文のようなものですが、これがなかなか考えさせられる問題でした。設問はホームページの募集要項に載っています。私の解答については面白くもないので内容については控えますが、学修計画書を書いていく中で学びがありました。会計分野やファイナンス分野を学んでいく中で、自分がどのようにキャリアを積んできたのか、そして今後、自分がどのような方向性で学んだことを活かしていくべきかといったことを再確認する良い機会となりました。

京都大学経営管理大学院の1年半のコースの入試に合格するために・・・

TOEICなどの英語力のスコアについては、特にここで書くこともないでしょう。学修計画書についてが大事なところだと思いますが、やはり、ファイナンスや会計分野の専門家としての知識や知恵、経験などをしっかりとアピールすることが挙げられるのではないかと思います。

私の場合は、ファイナンスや会計分野をしっかりと学びたいという想いを、①大学では工学部だったこともあり、ファイナンスや会計分野を体系的に習得したいことや、②これからの日本のために市場経済の健全な発展に尽くしていきたいことなどを主張しながら書きました。本当に思っていることをありのままに書いただけですが・・・。

思考の訓練として役立ったかなと思ったのが、このホームページで毎月投稿している「証券アナリストジャーナルを読んで」シリーズです。「読んで、思った事を書く」という一連の思考が役に立った気がします。内容も金融に関する専門的なことですし、知らないことを知った時にどう考えたり感じたりしたのか、そういうことの積み重ねというのは大事なんだなと改めて思いました。

 

次回は、「証券アナリストジャーナルを読んで」シリーズを読んでいながらも、自分の中で何も分かっていなかった「論文やレポートの書き方」について書いていこうと思います。