やすべえです。「お金に働いてもらう場所」シリーズ最終回、
右側の列に行きましょう。新興国です。
横道に少し逸れますが、「PIIGS」という言葉は、
さておき、新興国の箱ですが、
私たちが投資するにしても、
まずは、新興国の債券に投資するETFです。ここからいくつかのETFを紹介していきますが、これらの投資商品を勧誘したり推奨しているものではありませんのでご了承くださいませ。
①iシェアーズ J.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券 ETF
JPモルガン・エマージング・マーケット債券指数に連動する投資成果を目指すものです。中身を見ていくといろいろなことがわかります。抜粋して書いてみますと、国債に8割くらい投資していて、国別のアロケーション(割合)はメキシコが6パーセント超でトップ、次いでインドネシア、トルコ、フィリピン、アルゼンチンと続いていきます。また、経費率は0.4パーセント/年となっています。
②iシェアーズ 新興国債券ETF
ブルームバーグ・バークレイズ新興市場自国通貨建てコア国債インデックスに連動する投資効果を目指すものです。ほぼ全てを国債に投資していて、国別のアロケーションは10パーセント程度でメキシコ、ポーランド、南アフリカ、インドネシア、タイ、ブラジル、マレーシアと並んでいるようです。こちらの経費率は0.5パーセント/年となっています。
③PowerShares Emerging Markets Sovereign Debt Portfolio(英語です)
DB Emerging Market USD Liquid Balanced Indexに連動する投資効果を目指すものです。こちらもほぼ全てを国債に投資していますが、国別のアロケーションはかなり分散しているようで、3.5パーセント程度でトルコ、スリランカ、南アフリカ、セルビア、スロベニア、ブラジル、メキシコなどとなっています。こちらの経費率は0.5パーセント/年となっています。
次に、新興国の株式に投資するETFです。こちらに関しましても、これからご紹介する投資商品を勧誘したり推奨しているものではありませんのでご了承くださいませ。
①iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETF
MSCI エマージング・マーケッツ・インベスタブル・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指すものです。個別銘柄のリストを見ていきますと、韓国のSAMSUNG ELECTRONICS、中国のTENCENT HOLDINGS、台湾のTAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURINGが上位になっていて、国別では中国、韓国、台湾、インド、ブラジルという順番になっています。こちらの経費率は0.14パーセント/年となっています。
②バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF
FTSEエマージング・ マーケッツ・オールキャップ (含む中国A株)・ インデックス に連動する投資成果を目指すものです。こちらの個別銘柄のリストは、①のETFと少し違っていますが、台湾のTaiwan Semiconductor Manufacturing Co、中国のTencent Holdings、中国のChina Construction Bankという上位で、国別では中国、台湾、インド、ブラジル、南アフリカという順番になっています。韓国が入っていないところがポイントでしょうか。。こちらの経費率も0.14パーセント/年となっています。
③iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF
MSCI エマージング・マーケット・インデックス に連動する投資成果を目指すものです。個別銘柄の保有上位や、国別のアロケーションを見てみますと、①のETFとかなり近いものになっています。連動する投資成果を目指しているインデックス自体が①に近いことが要因です。こちらの経費率は0.72パーセント/年と上の2本と比べ高くなっています。
さて、この3回のシリーズを通じて、日本、先進国、新興国の株式と債券についてやってまいりましたが、
また、この3回のシリーズで、4番目のポイント「お金に働いてもらう場所が必要です」の投稿は、ひとまず終了としたいと思います。最後の5番目のポイント、「お金が働く環境も大事です」は、通常の証券口座だったり、NISAやiDeCoと言われる最近出来た制度など、いろいろと環境がありますが、次回以降、書いていきたいと思います。
1.まずは、元手となるお金が必要です。
2.そして、お金に働いてもらう事が必要です。
3.お金に働いてもらう時間が必要です。
4.お金に働いてもらう場所が必要です。
5.お金が働く環境も大事です。←今後書いていきます。
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